カテゴリー別アーカイブ: 言いたい放題

コロナをちゃんと知っておきましょう

大変なことになっています。新型コロナウィルスは勿論怖いですが、もっと怖いのはネット社会やマスコミのあおりによって、私たちの心理が異常に乱されている事です。そしてこんなピンチを自分達の都合の良いようにチャンスに持っていこうとしている人達がいるという事です。震災・原発問題などの時の対応と同じで、今回のウィルス拡大を招いだ事が、さも法律が整っていないからだと言わんばかりに「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正をし、最長2年の「緊急事態宣言」を出そうとしています。そしてそれは国家緊急権(緊急事態条項)を創設することへと繋がっていきます。

ウイキペディアで調べてみると国家緊急権とは、戦争や災害など国家の平和と独立を脅かす緊急事態に際して、政府が平常の統治秩序では対応できないと判断した際に、憲法秩序を一時停止し、一部の機関に大幅な権限を与えたり、人権保護規定を停止するなどの非常措置をとることによって秩序の回復を図る権限のことをいう。
……立憲主義国家の下では、その体制を一時停止して一定の権力集中をともなうのを通例とする。国家緊急権は抵抗権と同じく立憲主義の擁護を目的に唱えられるものであるが、抵抗権が国家権力による立憲主義への攻撃に対する国民の権利であるのに対し、国家緊急権は立憲主義の防御のために国家権力側が発動する権利であり対照的な構造をなす。
今の「アベ何でも有り政権」に緊急事態を判断されたら…私は絶対に嫌です!


2020年は赤く挑みます!

皆さん、怒ってますか?怒りましょうよ、もっと。おかしいことだらけの日本です。震災や台風などの被災者の生活は少しも良い状態じゃないのに、原発事故の影響は一つも収束していないのに、これから大地震が起こるかもとテレビでさんざん脅かしているのに、なぜ、来年オリンピック?なぜ、今どき上関原発?北の脅威を報道しては、アメリカの武器を買い、私たちの税金を自分たちのいいように使い、有権者に対して、新聞記者に対しても横柄な口をきき、沖縄では相変わらずの自然破壊と住民軽視の基地建設や軍事演習が行われ、外国人労働者を都合よく使っては、いざ目を付けた人に対しては収容し迫害する。

消費税を上げ、区別なく庶民の生活を苦しめているのにその庶民の中で人種差別をし、教育費の無償化は平等にしない、自分たちの都合で、反社会勢力の定義を変え、真の平和活動家に対しては敬意も払わず、自衛隊員の命を危険にさらす。そしてそんな自分たちの動きに邪魔なものを攻撃し、大切な憲法をも変えようとする、こんな日本の政権に腹が立ちませんか?

私はもともと赤い色が好きですが、最近赤いものを身に着けたくてしょうがありません。赤は、抗議の赤、情熱の赤、元気の赤です。

選挙が終わって思うこと

●今回の選挙はおしどりマコさんの応援千秋楽に一度お邪魔しただけで、ほとんど誰のお役にも立てませんでした、申し訳ありません。
皆さんは、投票した方は当選しましたか?残念ながらマコさんを国会に送ることはできませんでしたが、未来ある議員候補として新たなファンを作るきっかけになったのではないかと思います。悔しい気持ちを乗り越えて次への闘志を燃やしてくれているマコさんに敬意とエールを送ります。原発のみならず、沖縄基地問題、日本中の不公平な仕打ちを受けている方々の思いを、知って変えていくことが大事と訴えるマコさん。芸人9条の仲間としても今まで以上に一緒にやっていきたいと思います。

●今回は特に、政党名を書くときに悩みました。選挙の時だけ「野党」という政党名を作ってほしいと思いました。そうすれば、反自民のふりしている怪しい政党は名乗れませんからね。

●それにしても、またしてもマスコミにはがっかりです。特にワイドショー関係、いわゆる同じ世界の人間たちが寄ってたかって明日は我が身の話を、さも日本の一大事のように扱っている番組など。いえ、ニュース番組も同じくです。選挙前、選挙中は政治の話より、ジャニーさんを追悼するメッセージばかり。選挙後は当落結果もそこそこに、今度は吉本騒動です。申し訳ないですが、興味の無い人間にとっては、会社のことは会社で解決してほしい、その業界の中では大先輩かもしれませんが、タレントが偉そうなコメントをしているのを見ると、いったいあなた何様なのとも言いたくなってしまいます。(生意気なのは私も一緒ですね、お許し下さい。)

●音楽もお笑いも、お芝居も古典芸能も娯楽です。人に、お客様に喜んでいただく、感動していただくお仕事です。その客様がまず幸せに生きていけてこそ成り立つお仕事だと私は思っています。そしてマスコミのお仕事は、私たちが一番興味を持たなくてはいけない事、一番正さなくちゃいけない政治の世界、私たちの生活にかかわることを報道する、水面下に隠されていることをしっかり知らせていくことだと思います。しっかりと取材しようとする記者に対してバッシングを平気でするような政権の、本当の姿をどんどん報道すべきではないのですか?

●吉本と言えば安倍さんも出演したり、公邸に芸人を呼んだりするほど仲良しさんのところですからね、どうせなら、そっちの癒着の方を公表していただきたいもんです。

●沖縄のこと、原発のこと、汚染土再利用のこと、武器購入のこと、もっと報じなければならないことがいっぱいあるはずです。

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ナチスがコムニスト(共産主義)を
弾圧した時 私は不安に駆られた。
が、自分はコムニストではなかったから何の行動も起こさなかった。
その次、ナチスはソシアリスト(社会主義者)を弾圧した。私はさらに不安を感じたが、自分はソシアリストでないので何の抗議もしなかった。
それからナチスは学生、新聞、ユダヤ人と、順次弾圧の輪を広げていき、そのたびに私の不安は増大した。が、それでも私は行動に出なかった。
ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。
だから行動に立ち上がった。
が、その時はすべてが、あまりにも遅すぎた。
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●ドイツの福音主義教会の牧師で反ナチ運動家のマルチン・ニーメラーの「彼らが最初共産主義者を攻撃した時」という詩です。私たちは今、どのあたりなのでしょうか。

●安倍さんの街頭演説にヤジを飛ばした人がSPに捕まえられてその場から出されたそうです。私が憲法集会の日の街頭演説でさんざん右の翼の方々にスピーカーでやじられても誰も何もしてくれないのに。安倍さんに帰れ!という自由は認められないようです。

●議員会館に入る時に9のマークのついたかばんを持っているとストップをかけられるようになったのは二、三年前からです。なぜかと聞いたら、9は政治性があるからだそうです。今私たちは憲法に認められた権利の上で生きているはずなのに、しかも、ただ9という数字が書いてあるだけなのに。

●急がないと、みんな慣らされてしまって、生活に追われて、あきらめてしまって、挙句の果てに憲法をアベ政権のいいように変えられてしまってからでは、「あまりには遅すぎた」になってしまうのです。

手話言語条例と菊千代の決意

いま全国で、手話を日本語の言語として認め、そして手話を普及し理解の促進を促す『手話言語条例』が公布、施行されています。
東京都は遅れてはいますが、荒川区、江戸川区、そして昨年暮れに豊島区でも条例が成立、今年4月1日より施行されることになりました。私はこれを機会に、今までのように聴こえない人に落語を楽しんでいただくためのものではなく、一般の方々に広く手話を知っていただき興味を持っていただく、あくまでも楽しみながら少しでも手話を学んでいただくためのものとして「手話と一緒に楽しむ落語」を寄席でかけさせていただきたいと思い立ち、今年初めに寄席お席亭へのお願いとして企画書を作りました。

筋道として落語協会事務局長へ企画書を出しましたが、未だ事が進まないことに歯がゆさを感じます。寄席にお越しいただくお客様に少しでも手話を理解していただくことができたら、手話を学ぼうというきっかけになってくれたら、手話を使って会話している方々への理解が増えたら、と思うのですが、わかっていただけないのか、単に動いていただいていないのかとても残念な思いです。
先日バス旅行に参加しました。時々案内が来る6000円弱で1日バス旅ができるもの、観光の合間に立ち寄るお土産屋さんや、ワイナリー、○○工場見学などでのお買い物で売り上げにして採算を取っているのでしょう。とてもリーズナブルで、場所によってはすごく得した気分、気分転換になるのでたまに参加します。先日も信州の旅に参加したら、上田城が桜満開で素晴らしく、またキノコ栽培場のレストランでの食事やキノコの販売も生で食べられるエノキなど珍しいものが安く買えてとても良かったです。そんな安い企画なので添乗員は旅行会社の営業マン、バス二台兼務で下車地ごとに乗り換えて説明するという忙しさです。下手に期待しないので、少々ぞんざいな口の利き方も態度も腹が立ちません。根多が見つけられたらラッキーと私はいつもワクワクしながら乗っています。
その信州の旅の時、最初のトイレ休憩で集合時間に遅れたお客様が二人いました。先に戻っていらした女性に添乗員がお連れさんは?と強い調子で聞くと「トイレ」と答えました。その声の調子で何となく聞こえない人では?と注意して見ていると戻って来た友人と手話で話していました。
次の下車地で添乗員に「余計なことかもしれませんが、さっき遅れた二人は聞こえない人みたいだから集合時間がわからなかったのでは?」と聞くと「ああ、わかってますよ、大丈夫」と迷惑そうな返事。それでお二人に拙い手話でお手伝いしますか?と聞くと、やはり説明が聞こえていないので集合時間もわからないとの事。メモ一枚渡してあげれば済むことなのに…。そのあと、下車のたびに私が手話で時間などを連絡しているのを見ても、他のお客さまも添乗員も無反応、逆に外国人でも見るような態度でした。ただ、それは皆が無関心だったのではなく手話を知らない、障害に対して意識がないからだけのこと。是非もっと想像を、理解をしていただきたいと痛感いたしました。

今日本中で手話を日本の言語として認めようという条例が制定されているこの時こそ、寄席で手話を使った落語をやらせてもらいたいのです。手話は外国語ではないのです。日本語です!ご理解を深めるために寄席のお席亭や落語協会に理解していただくよう、これからも頑張ります‼

最後にやっぱり言いたい!

何でもかんでもろくに審議もせずに数の暴力で強行採決。
戦争法案はもとより、共謀罪・カジノ法案・働き方改革関連法・出入国管理法改正案…私はいまだにオリンピックも、そして万博も腹立たしいけれども、本当に日本がどんどんうわべだけの国になって、貧しい人、窮地に立たされている人たちがないがしろにされて、今日さえ、自分さえ良ければ、嫌なこと、関係ないと思うことには耳をふさいでしまう。そんな人たちが多くなって、実はこの国の中身はどんどん壊れて行っている気がします。
大人がお酒を飲むようなお店に子供も連れて行き、うるさいからってゲームを預けてやらせているお母さん。福島の線量の高い所や、黒いビニール袋がいっぱい詰まれている所があるのに、汚染水が流されているというのに、安全と言ってまだ原発を推進する政権。沖縄の海に海上自衛隊員が間違えて実弾を落としたというニュースの後に、北朝鮮の核実験の疑い云々のニュースを平気で流すメディア。いい加減にしてほしい。
今、誰が日本を脅威にさらしているのかよく考えることが必要だと思います。

ここで一句。
正義無き 数の暴力 アベセイジ

映画「憲法の未来 私たちが決める」

世界的彫刻家イサム・ノグチの母親を描いた日米合作映画「レオニー」や、認知症の老人の介護を軸に、その家族の再生の日々を描いた「折り梅」で知られる松井久子監督が現在取り組んでいる作品が、ドキュメンタリー映画「憲法の未来 私たちが決める」です。
この映画を作るにあたり制作委員会を結成いたしました。「私たちの主権委員会」と言います。菊千代は代表という大役をおおせつかりました。皆さん応援よろしくお願いいたします。「憲法」は国民みんなのものです。自分たちを片寄った政治から守る大事な宝物です。右も左も無関心な人も関係ありません。今こそみんなで大事に考えましょう。

◆松井久子監督メッセージ
2015年9月19日は、私たちの国の未来が民意を置き去りにして決められていく様を、呆然と眺めさせられた日として、忘れられない、忘れてはならない日となりました。が、このような政治の暴挙を許したのも元はと言えば私たちなのです。いい加減に「忘れやすい日本人」も、「政治への無関心」も返上しなくてはなりません。もはや私たちが手にしているものが「憲法」と「選挙」だけならば、今こそそれを、自分の日常の延長線上の問題として考えるときが来ています。さあ、議論と行動を始めましょう。自分たちにできることから。     監督 松井久子

★映画製作へのカンパ・お問合せは菊千代まで。

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菊千代 旅日記

3月23~29日

●ピースボートショートクルーズに参加し石垣島から乗り台湾、那覇と寄港し博多で降りました。
今回はスタッフ大喜利と、子供たちに何か教えるというお仕事が課せられていましたが、寄港地中は自由なので私もツアーを選び参加してきました。
台湾では台北の郊外にある景美国家人権博物館[白色テロ時代の監獄跡]を実際に投獄されていた方々の案内で見学し、その当時の経緯や体験談を伺いました。白色テロとは、為政者や権力者、反革命側(君主国家の為政者あるいは保守派)によって政治的敵対勢力に対して行われる暴力的な直接行動のことだそうで、私は初めて知った言葉でしたが、日本も戦前、戦中そんなことがされていた時代があったわけだし、これからこのまま安倍さんの暴走が許されるようなことがあったら決して他人ごとではない話だと思いました。
ウィキペディアで「白色テロ」を調べたら「国家組織及び権力を是認して行われる不当逮捕や言論統制などがある」とありましたから今の日本でも実際あり得る話です。日本が敗戦後の1945年8月、連合国による委託管理として台湾駐留を任された蒋介石の軍隊が入って来て、台湾の人たちが「日本が戦敗して、祖国の軍隊が戻って来た。これからは自分達も、もう植民地の人間ではなくて、一国の国民になるのだ」と喜んで歓迎したのに、逆に中国大陸の軍隊は台湾人に対して大量殺戮や非人道的な鎮圧をしたそうです。そして台湾のリーダー級の人物を抹殺するため「台湾に潜入している共産党員を撲滅する」と言う名目で無差別な拉致、監禁、拷問、銃殺等をしたのです。お話をしてくださった方々は高齢を押して昨日の事のように詳しく、涙をためてお話ししてくれました。
道を案内してくれと車までついて行ったところで拉致されそれから二十三年間うちに帰れなかった方、爆撃犯人と疑われ、マレーシアから留学していたのにそのまま拉致され、拷問され、結局解放された後も国に帰ることが許されなかった方、高校生だったのに、疑われ家で逮捕され、そのまま投獄されてしまった方。その監獄での劣悪な拘置状況や、いつ処刑されるかわからないという恐怖の中で暮らされていたお話は聞きしに勝るものでした。私も台湾の戒厳令の時代は記憶にありましたが、詳しいことは知りませんでした。私の叔母は台湾の人と結婚していましたから、義理の叔父もいろいろ苦労したんだろうなあと思いました。お部屋に記録された処刑者のメモリアルの中に私の生まれた1956年7月24日に3人処刑された方の名前があったのはショックでした。

●那覇では四回目になりますが辺野古に行きました。
キャンプ・シュワブのゲートの前でテントを張って抗議している方々への応援と抗議行動参加のためです。一回目、やはりピースボートのツアーで行ったのでしたが、韓国の方たちと一緒でした。
当時は海岸べりのところで、テントを張っていて一番長老の金城さんという方が私たち日本人には目もくれず「あなたたちと沖縄人は同じ、自分の土地をよその国の基地にされて苦しめられている、私たちは思いが共有できるねえ」と韓国の人たちにおっしゃってるのを聞いて、悲しくて帰りのバスの中で大泣きしました。他人事のように、都合の良い時だけ沖縄で楽しんで、基地については知らん顔している、そんな風な人だと思われたくない!心から思いました。今、沖縄で基地があるから仕事が潤っているという人は5パーセントほどだと伺いました。基地を無くし、観光施設の充実を図った方がよっぽど島は潤うと、辺野古のある大浦湾を世界遺産にとがんばっている東恩納さんは言っていました。

本当に美しい海です。
普天間の人たちは基地を移設してほしいんじゃありません、無くしてほしいんです。

聞けば、もともとの計画として初めに辺野古の海上基地計画があり、それが出来れば普天間がいらなくなるということだったのだそうです。日本と米軍とのやり取りの資料を取り寄せ解読し事実に迫って戦っている真喜志さんは「沖縄の方言で嘘のことをユクシーというんだよ、だから安倍さんたちが使ってる『抑止力』という言葉は『ヨクシ』ではなく『ユクシー』力だね」とおっしゃっていました。
あえてこの菊千代ごよみで書かせていただくのは沖縄の人たちだけの問題ではない、政治の話ではない、生活の問題、自然破壊の問題だからです。みんなでできる限りの声を上げるべきだと思います。沖縄の人たちは近くに原発が無くても、基地問題と同じだねと反対の声を上げてくれるのに、内地の人間は冷たいです。

普天間

言わなきゃ気が済まない話

私の大好きな餃子の天龍、池袋東武店で夕飯を食べていると、後ろの席に80歳近い感じの男性が二人、生ビールでかなりメーターが上がっていました。大きな声なのでつい内容を聞いていると「徴兵制を復活すべきだ」「だいいち原爆落とされたらどうするんだ」「中国が(中華屋さんなのに)攻めてきたら…北朝鮮もあぶないよ…」「このあいだ靖国にいた若者は良かったよなあ、ああいうのがなかなかいないんだ、今の若いのは女の子とちゃらちゃらして、国を守ろうなんて気が無いんだ」などと、熱く語っておられました。私は餃子を食べながら、今の若者たちにこの国のなにを守らせたいのか、まず今の若いのが女の子と仲良くならなければ子供は生まれないんだぞお。なによりもあんたたちの孫が徴兵されても良いのか、それとも自分たちが行くつもりなのか?と心で叫んでいるうちに味もわからなくなっていました。
いつぞやは、やはり年配の男性二人が「原発なんて、ラジウム温泉に入ると思えばいいんだ、大丈夫だよ」と喫茶店で談笑…いるんですよ、実際こういう人が。
オリンピックやカジノで景気が回復して庶民の暮らしが良くなるなんていうのを本気で思っている人たち、東北の復興がだいぶ進んでいるなんて、行っても見てもいないのに言っている人たち、アメリカに守ってもらうんだから日本の若者も血を流せなんて言われてなんとも感じない人たち、日本が戦争中に犯した数々の罪をあんなのは作り話だなんて平気でいう人たち、私はそういう人たちの気がしれません。無関心も困りますが、無責任も困ります。子供たち、若い人たちに対して恥ずかしくない人生の先輩になりたいものです。

先日朝日新聞に掲載された中学生の文章がネットで流れてきたのでご紹介します。
僕は戦場で人を殺せません
中学生(名前は省略・東京都 15)
日本が憲法の解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し、戦争ができる国になる可能性が日々増しています。おそらく戦場へ向かわされるであろう世代のひとりとして、気持ちを述べさせていただきます。
僕の友人の中にも、集団的自衛権の行使が必要だと考える人はいます。しかし僕は反対です。徴兵され、戦場に送られ、人を殺したくないからです。
人を殺すことは、通常の世界では最も重い罪です。しかし戦場では、その一番重い罪である人殺しを命令されるのです。命令に従うのがよいことで、命令に背けば罰せられます。この矛盾が僕には理解できず、受け入れられません。
それに、人は何のために生まれてくるのでしょうか。戦いで人を殺したり、殺されたりするためではないはずです。全ての人間に与えられる人生は、たった一度です。人を殺した罪を引きずって生きたり、自分が望まない時に命が無理やり終わったりすることは、あまりにも残念で、悲しいことです。 集団的自衛権の行使は、海外で人を殺すことを伴います。僕には、それは絶対できません。集団的自衛権行使の意味を、国全体で考え直す必要があると強く思います。
●安倍さんは読んでないでしょうね

ある日の銀座

4月23日、オバマ大統領が来日しました。ひねくれ者の私は別段気にもしていなかったのですが、たまたま銀座で夕飯を食べていたら大変な騒ぎ、なんでも安倍氏と寿司屋さんで外交するとか。場所は「すきやばし次郎」という三つ星高級店。82歳の大将がドキュメント映画になり世界に発信されたので超有名なのですが、座って3万円というお値段に、私は行きつけの谷中の三喜鮨なら何回いけるだろうとか、もう孫がいても良いような年の息子さんはいつでも補佐で、本当は彼が握っているのに、大将だけがもてはやされる、息子を立てることを知らない年老いた父親の下にいるのは辛いだろうなあ、気の毒だなあなんて余計な、大きなお世話ばかり考えていました。

その店で、TPPや防衛問題など、直接庶民に影響するであろう話しをする、じり貧で生活しているものの気持ちは考えない、いかにも安倍さんらしいこと。そのせいで交通規制、歩行者の通行も邪魔して、他の店はお客さんが入らず、カラオケ屋さんに入った人たちは出ることが出来ず、なんて迷惑なことだったか。しかも、信頼できる情報筋によると、その3万円のおまかせコースお寿司20貫の半分しか手を付けなかったそうな。ナンセンス極まる、寿司屋カウンター外交。

戦争ができる国に、武器を売る国に、農業に携わる人たちを苦しめる国に、危険な原発をまた動かすような国、その原発を他国に売る国にする相談を、寿司屋でするな!と思うのは私だけでしょうか。

2月9日の都知事選挙

菊千代は宇都宮けんじさんを応援します。

2月9日の都知事選挙、結果はいかに。前回の国政選挙の時には私も思った「自分の一票を死に票にしたくない」という気持ち。今回も様々な人から、そういう声を聴きました。だからあの人に!しょうがないよ、安倍さん打倒のためには…という声です。けれども、私は思いました、その死に票を作りたくないという考えこそが選挙の妨害になっているのではと。そういう心が、それでもこの人をと応援する人たちの票を死に票にしているのではないかと。やっぱり嫌なものはいやです。信用できない人はいくら今良いことを言ってもいざとなったら裏切るのではないかと思ってしまいます。それに、じゃあその人に入れてそれこそ勝てなかったらどうするのかとも思います。

私は、主義・主張・態度を変えない人が好きです。誠実な人が好きです。
庶民の痛みがわかる人が好きです。

東京は色々な意味で恵まれています、守られています、そしてまたオリンピックという大義名分を味方につけてしまいました。工事もいっぱい大手ゼネコンがお金儲け、電力も使うのでとまた電力足りない報道が出そうな気もします。消費税も切手代も上がり庶民の生活は大変になります、東北の仮設住宅で暮らす方々のことも忘れてはいけません。お殿様じゃ心配です。もちろん、原発再稼働・9条改憲なんて言ってる人はもってのほかです。

だから、私は宇都宮さんを応援することにしました。