作成者別アーカイブ: izumin

菊千代の手拭いで マスクを作りませんか?

今回の自粛生活では、たくさんマスクを作り、販売も致しましたが、私は手縫いのため量産はできません。
皆さんの中にもいっぱい作った方いらっしゃると思います。これからの必需品マスク、個性的なデザインのものも流行っていますね。洗って縮むアベノマスクではなく自家製マスクを作りたい方に、菊千代手拭いを送料込みで1本1000円でお送りします。
色は薄いピンク色、千社札の部分を入れても入れなくてもお洒落ですよ。
菊千代ホームページにはKIKUCHIYO工房のハンドメイド作品通販ページも作りました。

そちらもどうぞご覧ください。

菊千代日々徒然/3

これからの落語会
九月のお仕事や、落語協会主催の謝楽祭も中止になりました。影響はいつまで続くのか、また収入の無い中での赤字になる自主企画をどうすればいいのか、客席を半分にしたり、フェイスシートやマスクをしての催しがいつまで続くのか、わかりません。
もう良いんじゃないと何人かで呑んだり食べたりしてもどこかに不安が付きまといます。自分が発症したらどうしようという不安です。それゆえに、平和アピール行動などにも参加できないのです。自分が渦中にいたことで、落語協会に迷惑をかけるという危惧もあります。
先日、毎年恒例の8月・浅草演芸ホールでの興業、「住吉踊り」のお稽古に行ってきました。以前のようにたくさん集まってではなく5人づつ決めて、教えて下さる立花家橘之介師匠のお稽古場に伺って、みんなで間隔を取ってお稽古です。本番も以前の半分の人数で踊るようになるので、ちょっと寂しい感じです。何よりも人数が少ないということは下手な人が目立つということなので、それも困ったものです。

今日は、これから久しぶりに人前で落語をやります。と言っても明日リモートで流すために映像を取るためです。辻信一さん率いるナマケモノ倶楽部の企画、6月19日オンラインカフェ&バーゆっくり堂のイベント「プレ・キャンドルナイト」。私も倶楽部の会員です。
そして辻さんは戸塚の落語教室【ぼちぼち亭】のお弟子さんでもあります。同じくお弟子佐野遠藤律子さんのピアノ演奏もあり、楽しみです。私が家で一人でやるのはつらいと言ったら、区民センターの和室を借りて下さり、お客さんも三人呼んでくださいました。15分のネタのためにいらしてくださるお客様に感謝です。
お客様の生の笑い声を聴いて噺家の幸せを早く感じられますように、ほのぼのとした生活のためにゆっくり活動を続けていきますので、よろしくお願いいたします。
8月8日には一門会も決まりました。是非、勇気を出して笑いにいらしてください!

お申込みやお問い合わせは菊千代まで。

菊千代日々徒然/2

変わりゆく心境
休みが続く中、まずはせっかくだからこれをやっておこうと、掃除をしたり、ズームでお稽古をするためにパソコンの位置を変えてみたり、中途半端になっていた刺子の作品を片っ端から仕上げたりしました。マスクも一杯縫いました。でもそれだけでは罪悪感と不安感が募るばかりなので、今までなかなかできなかった落語の根多の整理を始めました。手書きのノートを整理して原稿をパソコンに入れ、録音しています。
これからどんどん無くなっていくだろう記憶力の助けにもなるし、やらなくなっていた自分のネタの掘り起こしにもなります。寝る前は必ず落語を聴いて寝る。まるで普通の落語ファンみたいだなあと思いながら、昔の名人の噺を聴いて感心して寝ています。
聴いていると、昔の言葉の自由と、女性に対する物言いなど、良し悪しはともかく驚かされることばかりです。そうこうしているうちに、持続化給付金の申請が父の分まで、自力で出来たことや、また、アートにエールをの企画に申し込めたことなどが自信につながりました。企画は「手話と一緒に楽しむ落語」こういう時、手に職?があって良かったと思います。

温かい心に感謝
心が折れて、活動を何もしようともしない私に、深川9条のお仲間が、カンパや後援会費を振り込んでくれたりしました。芸人9条の会にいらしてくださったことのあるお坊さんから現金を送っていただきました。アマビエのキャンディやコーヒーを送ってくださったり、突然ステイホーム見舞いのお菓子が送られてきたり、皆さん私のことを思い出してくださっているんだなあと嬉しい限りです。
ずっと、月に2回か3回お仕事させていただいていた着物屋さん【福服】の社長が自粛給料補助金を下さり、6月は週2回来て良いよと言ってくれました。お店も決して楽な状態ではないのに、本当にありがたいことです。
社長は新宿の落語教室「福々亭」も主催、私への謝礼形態をしっかり決めてくれていたので、今回の件でもだいぶ救われました。そして何よりも、動画やzoomでお稽古しようとする生徒さんのやる気や明るさ、パワーに励まされました。
今は再開して生のお稽古ができて嬉しいです。千歳烏山や横浜の生のお稽古も早く再開出来るようにと願っています。

変わった冷蔵庫
 皆さん、いかがでしょう、次々と自炊しなくてはならない事、自分の分だけでこんなに面倒臭いのだから、これがご家族の分となると本当に大変だろうなと思います。
私は夜の炭水化物抜きを続けているので、三日おきに鍋物です。おかげで野菜の使い切りも充実、恥ずかしながら、我が家の冷蔵庫はなん十年振りかでスカスカになり、冷蔵庫って開けた途端、こんなにヒヤッとするもんなんだと、今更ながら感動しています。
保冷剤だらけだった冷凍庫も若干充実した中身になり、今までどれだけもったいないことをしていたのかと、反省しつつ生活しています。

菊千代日々徒然/1

あれよ、あれよという間に
2020年が明けて、元旦、今年の抱負は?なんて考えているときに、まさか、こんなことが起きるなんて、こんな時代が来るなんてと思っていた人はいたのでしょうか。
今年は災害と、ウイルスが問題になるって聞いていたから、食料とか備蓄してたよという友人が一人いますが、私はそんなこと、思いもしませんでした。1月下旬から話題になっていたダイヤモンドプリンセスのニュースも、他人事のように受け止めていたし、コロナ流行に気をつけなきゃという風潮はありましたが、2月1日・2日と初めて参加した掛川花鳥園での鳥フェスには、マスク姿の人などほとんどいませんでした。
3日の湯島天神の豆まきは、やっぱり子供連れは少ないねえなんて言いながらも、いつも通り盛り上がっていました。
2月9日の千歳烏山でのご近所落語会も盛況に終わり、11日に四谷のココナッツというお店で行われた常連のお客様の特別なお祝い会で落語をやらせていただき、その時にいらした方が「友達がダイヤモンドに乗っててさあ、降りられないんだよ」なんて言うお話をなさっていました。
14日には旭川刑務所で訪問落語、夜は増毛というところの焼肉屋さんで落語会「ちょっとお客さんが少ないよ、でも旭川はまだ影響ないからねえ」なんて話をしていました。
16日には6月乗船予定だったピースボートのために申請していたパスポートを受け取りに有楽町交通会館へ、道産子ショップではコロッケ食べる人が並んでいたし、マスク姿は少なかったような気がします。東京拘置所での話し方教室の授業も、新宿や千歳烏山での落語教室も行っているその頃、2月24日のお仕事が初めてキャンセルになりました。
年配の方々の集まりなので用心にという事でした。それからピースボート乗船も含めて、福井刑務所の訪問落語、3月3日の落語会、福島の原発集会、異業種交流会、九州のお寺、追分温泉、憲法集会、9条の会などもバタバタと中止になり、自主企画の池袋演芸場や日本橋亭の落語会も中止にせざるを得なくなりました。

情けないもので、噺家として収入が無くなるということは、古今亭菊千代としての価値が無いような気になりました。だから、今までのように嫌なこと駄目なことに対してものを言う勇気がなくなってしまいました。翼を折られた鳥なのかくちばしを折られた鳥なのか、とにかく、生活の窮地から脱するまではと、国会前でのアピールなどもスピーチ原稿のみで失礼しました。とっても情けない話です。文字通り、落語なんて本当に人の心が平穏でなければ笑ってもらえないのだなあ、まして人が集まれないという、生のお客様の前で出来ないということが致命傷なのです。

落語協会からは持続化給付金の事や「アートにエールを」という東京都のアーティストに対する救済企画の情報が入り、何でもやってみるべきと挑戦する気になったのは4月の中旬からです。

コロナをちゃんと知っておきましょう

大変なことになっています。新型コロナウィルスは勿論怖いですが、もっと怖いのはネット社会やマスコミのあおりによって、私たちの心理が異常に乱されている事です。そしてこんなピンチを自分達の都合の良いようにチャンスに持っていこうとしている人達がいるという事です。震災・原発問題などの時の対応と同じで、今回のウィルス拡大を招いだ事が、さも法律が整っていないからだと言わんばかりに「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正をし、最長2年の「緊急事態宣言」を出そうとしています。そしてそれは国家緊急権(緊急事態条項)を創設することへと繋がっていきます。

ウイキペディアで調べてみると国家緊急権とは、戦争や災害など国家の平和と独立を脅かす緊急事態に際して、政府が平常の統治秩序では対応できないと判断した際に、憲法秩序を一時停止し、一部の機関に大幅な権限を与えたり、人権保護規定を停止するなどの非常措置をとることによって秩序の回復を図る権限のことをいう。
……立憲主義国家の下では、その体制を一時停止して一定の権力集中をともなうのを通例とする。国家緊急権は抵抗権と同じく立憲主義の擁護を目的に唱えられるものであるが、抵抗権が国家権力による立憲主義への攻撃に対する国民の権利であるのに対し、国家緊急権は立憲主義の防御のために国家権力側が発動する権利であり対照的な構造をなす。
今の「アベ何でも有り政権」に緊急事態を判断されたら…私は絶対に嫌です!


第28回 門天百夜噺の会

2020年最初のゲストは、私のお知り合いの方々の人気度抜群のジャグラー、ストレート松浦さんです。門天ホールという空間を使ってどんなジャグリングを見せてくれるか楽しみです。菊千代は「転宅」を一席伺います。前座さんは、もうおなじみになりました、一門菊之丞の弟子のまめ菊。彼女の成長ぶりもどうぞお見守りください。

★木戸銭は、前売2,800円、当日3,000円、会員割引300円、7時開場7時半開演です。予約は菊千代まで

落語協会 女性噺家総出演

新宿末廣亭、今年は昼夜で菊千代は夜席の主任(トリ)に

一昨年から始まった落語協会レディースの会、お席亭にお許しを受け3回目も開催と相成りました。しかも今度は昼、夜と昼夜興行です。菊千代は昼の部は踊り、夜の部はトリで出演しますが、残念ながら、昼の部と夜の部は入れ替え制ですので、両方ご覧になりたい方は倍のお値段になります。ですがそんなすごーい方には菊千代より特別プレゼントをご用意しますので、どしどしお申し出ください。ただ、昼夜とも前売り券には限りがありますのでお早めに!

そしてその翌日は!掛川花鳥園にてイベントです!
JR掛川駅から徒歩800メートル、掛川花鳥園は「花と鳥とのふれあい」が楽しめるテーマパークです。
私も鳥たちと遊びたくて2度行きました。1度は鳥のグッズ製作販売を手掛ける作家さんたちの集まる「ことり万博」でした。「ことり万博」とは例年、静岡県内外から集結した多くの愛鳥家で賑わう、“小鳥と愛鳥家のための万博”で、来年で4回目になります。そしてなんと、菊千代も作家として出店することになりました。インコ好きでなくても、鳥嫌いの方でなければ色々と楽しめる素敵な花と鳥たちの楽園のイベントです。応援に、楽しみに、お買い物に、そして休息にぜひお越しください!

制作例 菊千代作 
七福インコ

朝鮮民主主義人民共和国に行ってきました!

8月23日より30日まで、13年振りに朝鮮民主主義人民共和国に行ってきました。『2019日朝友好女性訪朝団、22名、北京経由で高麗航空で平壌へ入りました。客室乗務員の美しさ、制服のデザインの大胆さに現指導者の若さとセンスを感じながら、まるで見違えた平壌空港や市街に目を見張りました。本当に行ってよかった、素晴らしい旅でした。

世界民族は一つというテーマの大マスゲームショーを観て、日本は置いて行かれているなあと痛感しました。私は日本人として本当に自由という中で生きているのだろうかと考えさせられました。共和国をベールに包まれた国というのはベールで包んでいる人たちがいるということ、近くて遠い国というのは近いのに遠くしてしまっているということ。共和国で3つの日本の団体と遭遇し、なーんだ日本人一杯来ているじゃない?と思いました。

でも日本の政策のせいで、前は人気だった日本語を学ぶ学生が少なくなってしまったことは残念でした。以前私が訪朝団を作って行ったときには50人以上の学生が日本語で落語を聴いて笑ってくれたのに。南北の境界線のある板門店が、アジアや北欧など諸外国からの見学者たちでバスもすぐに入れないほどのにぎわいに驚きましたし、以前と違い、両国の兵士たちが武器を持たずに向かい合っている、本当の非武装になている姿に感動しました。

色々と説明してくれた中佐が私の着物姿に「民族性を大切にすることは良い事だ」とほめてくれました。そして、他団体に同行してきたTBSの撮影クルーの「イケメンに撮りますから」という冗談には『そんなことよりあなたたちは真実を報道することが仕事でしょう』と言って皆から大きな拍手を受けました。

13年振りの共和国、そして対外文化連絡協会の皆さん、感謝感謝感謝の一週間でした。そしてやはり冷麺は平壌が一番!2年後、一緒に食べに行きませんか!

平壌国際空港にて坂本洋子団長他21名

2020年は赤く挑みます!

皆さん、怒ってますか?怒りましょうよ、もっと。おかしいことだらけの日本です。震災や台風などの被災者の生活は少しも良い状態じゃないのに、原発事故の影響は一つも収束していないのに、これから大地震が起こるかもとテレビでさんざん脅かしているのに、なぜ、来年オリンピック?なぜ、今どき上関原発?北の脅威を報道しては、アメリカの武器を買い、私たちの税金を自分たちのいいように使い、有権者に対して、新聞記者に対しても横柄な口をきき、沖縄では相変わらずの自然破壊と住民軽視の基地建設や軍事演習が行われ、外国人労働者を都合よく使っては、いざ目を付けた人に対しては収容し迫害する。

消費税を上げ、区別なく庶民の生活を苦しめているのにその庶民の中で人種差別をし、教育費の無償化は平等にしない、自分たちの都合で、反社会勢力の定義を変え、真の平和活動家に対しては敬意も払わず、自衛隊員の命を危険にさらす。そしてそんな自分たちの動きに邪魔なものを攻撃し、大切な憲法をも変えようとする、こんな日本の政権に腹が立ちませんか?

私はもともと赤い色が好きですが、最近赤いものを身に着けたくてしょうがありません。赤は、抗議の赤、情熱の赤、元気の赤です。