月別アーカイブ: 2025年6月

八月は大忙し!

今年も広島・長崎原水爆禁止世界大会に参加させていただくことが決まりました。昨年は広島・福岡・長崎と回らせていただきましたが、今年は佐賀の教職員組合からお声をかけていただき、広島・佐賀・長崎と五日間の平和話芸ツアーです。このツアーは「話芸で学ぶ平和と核」と題して講談の田辺一乃さんとずーっとご一緒しています。
この二年は国策落語と禁演落語というテーマで噺を二席かけていましたが、今年はその国策落語についてご教授いただいている柏木新先生に書いていただいたものをかけようかと思っています。そして八日に帰京後、翌日は陸前高田に行きます。これも3回目となりました、東北大震災のあと建てられた復興住宅に住んでいらっしゃる方々に楽しんでいただきたいと、本庄財団が企画している「ふかひれ落語会」です。
落語教室の生徒さん福々亭茶伊さんが本庄財団にお勤めの関係でお声をかけていただきました。一年ぶりの皆さんのお顔が浮かび、お会いするのが楽しみです。正味一週間の旅仕事のため、今年も我が家のインコたちはホテル入りすることになりました。元気なオカメインコの九太とウロコインコ空太とピータンは根津の「鳥のいるカフェ」さんに、投薬中のオカメ桃太とリモタンは豪徳寺の病院に預けます。金銭的には厳しいですが、仕事をすることに意義ありと、今からテンションを上げております。

足助のたんころりん
たびたびお伝えしている豊田市足助の「たんころりんの夕涼み」に今年も参加いたします。たんころりんとは、竹かごと和紙で作った円筒形の行灯のことで、足助では毎年8月の夜に古い町並み(約1.5キロ)の街道沿いに並べ、和紙を通した火の灯かりで暗がりの町並みを照らし、夏夜の情緒を演出します。
イベントで飾られる竹かごは、地元住民が足助の竹(真竹)を裂いてひごを作ります。そしてその街並み各所で街角演奏会が開催されるのです。その一角をわたしたちもお借りしてミニライブを開催させていただきます。
今年は演者五名と応援団三名、初め参加の方が多いので楽しんでいただきたいと思っていますが、ずーっというお菓子屋さんのご主人がお店を閉められたので、もしかしたら今年が最後かの美を飾るつもりで行ってまいります。

今年は出ます住吉踊り
昨年は足底筋膜炎のためお休みしましたが、その状態も慣れてきたですもちろん落語もやりますので是非お越し下さいませ。浅草演芸ホールヒル席です。八月十一日から二〇日まで。(一三日一四日はお休み)

人生三度目の大曲花火大会!
菊千代は二〇年ほど前、秋田テレビの「スーパーSunサンまる」という情報番組の月一のコメンテーターのお仕事をいただいていました。元々のご縁は条田瑞穂さんという秋田出身の方の病気療養のおかげですが、そのころからずーっとお付き合いしてくださった雅子ちゃんのお誘いで久しぶりに大曲の花火を見に行くことになりました。
八月三〇日、総勢一六人のツアーです。観覧席がなかなか取れないところをご差配いただき、今から楽しみです。その前の二十六日の【風呂の日】は落語教室福々亭のライフワークになっている箱根つつじ荘の「つつじ寄席」今回で五三回目になります。生徒さんたちがお世話になっているのでご恩返しです。

異業種交流会二木会からバンド「モクモクタイムス」誕生!
風街銀座ライブで二度出演、今度は九月に開催される全国異業種連合会全国大会「前夜祭」にも出演決定です!もちろん全員二木会メンバー、菊千代はドラム担当です!

選挙に行こう!

六月二十二日は都議会議員選挙、七月には参議院選挙が行われるという事で、私の周りも大変賑わっています。ただ賑わっているのはいつもと同じ「政治は暮らし、政治は平和、政治は未来」と日頃運動、活動している方々で、無関心な人々は相変わらず気にしていないのが実情のようです。
せっかく衆院の与党の数が減っているのだから参院選も頑張れば…と思いながらもじゃあ野党が政権取ったらどうなるの?と不安な方も多いでしょう。
ましてや今の野党の現状は?口だけ野党とコウモリ野党、危険な野党(先日植草一秀さんが与党でもなく野党でもない人たちをゆ党と呼んでいました)、そんな中で信頼できるしっかり野党と議員を見つけるのも大変です。
最近は国会中継も見る気がしなくなってしまった私はSNSやニュース番組で実情を知る程度、ネット情報は偏ったものやフェイクもあるので油断できません。ただただ救いは長年活動を見てきた尊敬する何人かの方々の言葉や行動に接する機会が多いので、そこで判断するようにしています。

山城博治さんという人
私の大好きな山城博治さんを応援する全国勝手連ができて私も微力ながら応援団として駆け付けました。
山城さんとは二〇〇五年ピース&グリーンボートで辺野古に勉強に行ったとき初めてお会いしました。辺野古の美しい海を孫やひ孫に残してやりたい、私たちの海から殺人者を送り出したくないと願うおじい・おばあのお話を聞き、訪問した様々な人たちからの応援と賛同と、中には謝罪のメッセージも続き、みんな涙ながらの雰囲気の中「今日は菊千代さんっていう落語家も来てくれているから落語もやってもらいましょう!」という山城さんのむちゃぶりに私は泣いて謝って断ったものでした。
二〇一七年福島瑞穂さんと一緒に高江のヘリパット建設反対の応援に行ったときにも、山城さんのリーダーシップを見て、いつも明るく元気にみんなを励まし高揚させる天才だと感動しました。ご自身、持病と戦いながらも、一度は一五二日間も沖縄県警に不当拘留されたこともあります。
山城さんは座り込みの応援に駆け付けた人たちに「暴力はいけないから絶対手を出したり物を投げたりしないでください!」と必ず言うのです。そして三線や踊りや歌で明るく!訴えるのです。やんちゃなリーダー、山城博治!こういう人に国会で私たちの気持ちを代弁してほしいと私は思います。

大椿ゆうこさんに感動!
山城さん応援全国勝手連の集まりの翌日大椿ゆうこさんを応援する集まりがありました。以前から参議院議員の大椿さん応援してねと色々な方に言われていましたが、直接お話しする機会がなくSNSで国会質問の様子などを見る程度でしたが、その日、すっかりその人柄、パワーに魅了されました。
改めてみた国会質問風景もさることながら五月三日憲法集会、恒例の駅前の社民党の動画に驚きました。
今年は大阪の芸人9条の会だったので、私は参加出来なかったのですが。毎年、右翼の怒号ヤジに閉口しています。彼らのマイクの音量は大きく、こちらがいう一言一言につっかかるので、気を抜くとつい言葉を失ってしまうことになります。ところが大椿さんはその人たちに対してため口で会話をしているのです。負けずに畳みかける、思わず右翼が返事をしてる、すごい動画でした。
大椿さんは就職氷河期世代、非正規労働者として働き解雇された経験が政治に取り組むきっかけになり、二〇二三年に繰り上げ当選で参議院議員になってからは、国会では主に労働、雇用、弱者に対する問題などで質問を重ねてきました。最後の大椿さん自身の挨拶、メッセージは心を揺さぶりました。どうか、たくさんの方に彼女の話を聴いてほしい!心からそう思いました。
山城さんは菊千代が大好きな人、いきたいと思った人。そして何よりもこの二人が社民党を愛しているという事、とてもうれしいです。噺家が特別に政党を支持するのはどうかと言われますが、頑固に平和を愛し、原発も核兵器も許さない、常に弱者に沿った活動をしている数少ない政党です。だからずっと応援していこうと思います。