インコと私のダイエット

私はオカメインコと、青真珠ウロコインコ・頬ミドリウロコインコと四羽…じゃなくて、三羽と一人で暮らしています。ウロコインコというのは食欲旺盛ですが、動きが目まぐるしく始終遊んでいるので心配いりません。

ところが、オカメインコはあまり動きません。放鳥タイムには飛んだりもしますが、ウロコたちほど活発ではなく、気がつくと自分のお気に入りの場所に秘密基地を作り、そこにじっとしています。そしていつしか体重が百十六グラム、オカメのベストは九十グラムらしいのですが、いつの間にか体重オーバーになってしまいました。最近は小鳥用のフードもいろいろ豊富になってきたので、ついついよさげなものを買っては、食べる姿を見て満足していた罰が当たってしまったようす。

よく太ったワンちゃんや猫ちゃんを見て、あああ、食べさせすぎだよ、飼い主さん駄目だよ、なんて思っていたのが自分も同じことをしていたのです。え?トリにも太りすぎなんてあるの?とびっくりなさる方もおいででしょうが、飼い鳥は駕籠の中で過ごすことが多いので、運動不足になりがちなのです、そして、私たちと同じように内臓疾患や、足に負担が来たりと影響があるわけです。

オカメインコの桃太は年に一度くらいひきつけのような症状があって、心配なので久しぶりに豪徳寺の鳥の病院に健康診断に行きました。その病院の先生は「鳥類の名医」と有名なのですが、残念なことにすごく怖いのです。あくまでも鳥のことだけを考えて診察してくださるので、飼い主の自己満足や勝手は絶対許されません。行くたびに待合室で、今日はどれだけ叱られるだろうとドキドキしています。そして今回も一言「太りすぎ、20グラムはやせさせないとね。内臓も悪いよ、これじゃ、絶対!」やっぱり怖かった!でも、最後の一言に胸がキュン!「お母さんがちゃんとしなきゃ」って、飼い主をお母さんって言ってくれるのが鳥への愛を感じるところなのです。

そういうわけで親子でダイエット中の一羽と一人なのですが、両者ともなかなかうまくいかず、悩んでおります。