ご無沙汰しました。

全国各地で多大なる災害被害がありました。まずは、ご家族、最愛の方を亡くされた方、また住む所が流され、壊され、いまだ戻ることのできない方々、暑い最中に片付けなどに追われている皆様、心よりお見舞い申し上げます。そして、あまりにも範囲が広い事や、体力財力のなさを言い訳に、なにもお手伝いできずにいることを心よりお詫び申し上げます。
このところの猛暑も含めて、地球が自然が本当にパンク状態なのだなあとつくづく感じています。
そんな最中、安倍政権の下、悪法案が数の力によっていとも簡単に決められていくこと、こんな状態でもオリンピックの計画が変わらないこと、いとも簡単に人が人の死を決めてしまう、あまりにも安易な死刑執行がされたこと。自分たちのしたことよりもそれをツイッターに上げた人に対して平気で処分をする。もう、毎日のニュースを見るのがしんどくなりました。
旅続きだったせいもありますが、どんなことを書こうかと悩むうちに日々が過ぎていきました。『落語は平和でなくては笑ってもらえない』って本当なんです、気持ちが明るくなきゃ笑えないし、話す方も心から元気でないと笑ってもらえる噺は出来ないんです。
そこで、今回はガラッと気分を変えて、最近見つけた楽しい事、良い事をお知らせすることにいたしました。題して…

こんな事みーつけた。

まずはお勧め商品です。
いきなりですみません。すごい、お勧め白髪染めシャンプーの紹介です。七月九日から読売旅行チャータークルーズに乗船するために行った利尻のスーパーマーケットでたまたま見つけました。私は、髪を染めるのが嫌なので、ヘアーカラートリートメントというものをたまに使っておりますが、ちょっと面倒だったり、良く洗い流しても汗が茶色くなって襟を汚したりして不便なところがあります。色が付いたり
するので洗い場の無いホテルのお風呂では使えませんから旅先には持っていけません。まあ、仕方がないかなあと思っていたら、見つけたのです。天然利尻昆布エキスと二十六種の植物成分配合・パラペン、香料、鉱物油無添加「利尻カラーシャンプー」。色はライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、ブラックの四色。そこにはライトブラウンとブラックしか無かったのでライトを買い早速試してみましたら、不通にリンスができるので色落ちもなく、髪はつやつや、心なしかボリューム感も感じます。なんと素晴らしい!早速ネットで調べてダークブラウンも買い求めました。通常料金は3500円です。最高に感動しているので、お勧めします。パッチテストをしてからお使い下さいとなっていますが、結構デリケートな私は問題ありませんでした。お若い方には関係ないでしょうが、ちょっと気になっている方には是非お勧めです!
新宿で開催している落語教室「福々亭」が、隔月でお世話になっている箱根湯本のつつじ荘で見つけました。『コラーゲン手作り透明洗顔石けん』。海洋性コラーゲンとヒアルロン酸配合です。洗い心地もつる
つるで気持ち良いです。お値段は1080円とお手頃、私はあきゅらいずの石けんを使っていましたが。今では朝晩交互に使っています。

夏バテ対策もしたいですね。私は最近やっと一日一片「黒ニンニク」を始めました。思ったより食べづらくなく匂いもしません。岐阜県恵那市の【いろり庵】さんに泊めていただいた時に元気なおかみさんが目の前で食べて見せてくれて、断ることもできずに私も初挑戦しました。実は勇気がなく戴き物が冷蔵庫に入れっぱなしだったのですが、この日を機会に私も始めました。これは良い!って感じです。

さて、趣味に移ります。川柳に開眼いたしました!そもそも、読売チャータークルーズのお仕事をさせていただくようになったきっかけが、亡き師匠の大親友である内山先生のご紹介でした。内山先生は「河太郎」という川柳の宗匠で「円菊会」という集まりを主宰していただいていました。師匠のお供で何度かお邪魔しましたが、師匠にそんな趣味があるとはちっとも知らず、行くたびに私は目を白黒させておりました。先生は川柳教室、お連れ合いの高橋和先生は絵画教室で乗船されているお船に私もと声をかけていただき、そしてそのお仕事も五年目になりました。先生の教室に自分の仕事と重ならない限りはお邪魔してはおりましたが、なかなか心から楽しめていなかったような気がします。ところが何がが、はじけたのでしょうか?急に面白くなりました。なぞかけと同じように言葉を楽しむ、言葉をつなぐ喜びが感じられるようになったのです。「川柳は季語はいらないけれど、勉強しておいた方が良い」と先生がおっしゃるのをうかがい、新作やる前に古典をちゃんと勉強しろと円丈師匠がお弟子さんに言っていらしたことを思い出し、これから勉強もしようと思います。船内で先生に褒めていただいた句を恥ずかしながら発表します!

●ありがたや 終電気にせぬ 船の旅
●ダイエット 絶対無理な 船の旅
●ありがたや 今日の恵みに 手を合わせ
●インコたち 飼い主留守で 羽伸ばし
●噺家は 笑い上手に 助けられ
●川柳の 楽しさ覚え 指を折る
●荷造りを してはほどきの 旅仕事
そしてこのところの猛暑で…
●背の低さ いまさら恨む 照り返し
●日傘など 役に立たない 照り返し
駄作で失礼いたしました。

次は素敵な本のご紹介です。
一九五六モンキーズメンバー、大親友の萩原なつ子さんが教えてくれました。「わたしはあかねこ」最近、刑務所の授業や講演で使わせて頂いています。作 サトシン、絵 西村敏雄絵、文渓堂から出ています。皆それぞれ違っていい、まずは自分の個性を好きになること。そんなことが確認できる素敵な絵本です。

最近、作者の弁護士 楾大樹先生を招いての講演会のチラシを見て調べてみました「織の中のライオン」
憲法がわかる四十六のおはなしです。権力をライオン、憲法を檻に例えたわかりやすい憲法の入門書です。発行 かもがわ出版。
さて、私の営業をさせていただきます。落語ではなく手芸作家としての営業です。九月九日には湯島天神で開催される落語協会のお祭り「謝楽祭」にて、刺し子のバックや、熊手や縁起物の小物販売。また十六日は蔵前にて行われる「ことのわ」イベント(鳥グッズの作家さんたちのイベント)に出品します。そして私オリジナルの熊手の注文販売を受け付けております。主役が羊毛で作るインコだったり噺家だったり、できる限りのご要望に沿うように制作します。価格は五千円から七千円ほど。最初にお見積もりを出しての制作にさせていただきます。是非オリジナルな熊手を飾って福を招いてください。ご注文は菊千代までメールでお願いいたします。

とっても嬉しい信じられないようなお話があります。我が家のインコのお話です。うちにはオカメインコの桃太とアオシンジュウロコインコの空太とホウミドリウロコインコのピータンがおります。三羽とも男の子です。ウロコインコはみんな仲良くなるから飼いなよと勧められ噛み癖があり飼い主の手におえない空太の友達としてピータンを飼うことにしたのですが。それが大間違いで全く気が合わず羽が散るような喧嘩をするほど仲が悪く、しばらくは一緒に放鳥することもできませんでした。何とか距離を置いてお互いけん制しあうぐらいの感じにはなって放鳥はできていたのですが、。同時に放鳥出来る。あの、南北首脳会談の朝です。テレビで金正恩委員長と文在寅大統領が手をつないで板門店の三十八度線を超えるシーンを感動しながら観ていた時、ひょっとインコたちを見るとその犬猿の仲の空太とピータンがベタベタと羽繕いをしあっているではありませんか!テレビとインコを交互に見ながら私は嬉し泣き。それからというもの一羽が私の肩に来ると真似して一緒に来るので、私の肩の上で二羽ががイチャイチャ、我が家は統一まであと一歩です。