我が家のぽん太

このところインコの話題ばかりで申し訳ないのですが、我が家の古株女王様オカメインコのぽん太が、体調を崩しました。昔は鳥も犬猫用の動物病院に連れて行くしかなかったのですが、今では小鳥や小動物専門の病院が何軒もでき、飼い主たちも安心です。何かあった時にはと目星をつけていた病院が世田谷にあるので、早速電話をして予約を取りました。
受付で先にぽん太を預け、30分ほどすると診察室?に呼ばれました。「ただいまレントゲンと血液検査をしましたが」、見ると見事なぽん太のレントゲン写真、結局女の子なので卵管に卵のかけらのようなカルシウムが詰まっていて内臓を圧迫しているのだそうで、人間と同じようなチェックシートを見せてもらい「血液検査では糖尿の気もありませんし…」。人間と全く同じ説明を受けました。
bird
結局は食欲が無いので、強制的にご飯を食べさせて、注射での薬の投与で…「もし、それでうまくいかなければ手術ということになりますが、歳ですからねえ、様子を見てみましょう。これで当人が元気になってくれればいいん ですが」。インコは、飼い主の前ではご飯を食べるふりや元気な顔をするので、しばらくは入院、面会も駄目。「いつも、必ず肩に乗っけたりしてるんですけど」と聞くと「あなたが、 お腹に嫌なものが出来てしんどいのに外へ出るのはいやでしょう?それと同じですよ」。
言われてみればごもっともです。毎日様子を聞く電話をしていいというので、決まった時間に電話をしました。「ぽん太ちゃんの様子ですねえ、今朝の体重は〇〇グラム…ちょっと息が荒いですねえ」とても丁寧に対応してくれるのに感動しました。薬でだいぶ楽になったのか体重は増えたものの、やはりお腹も膨らんできて、結局このまま見守るか、手術か?の選択をすることになりました。小さな体に麻酔を打つだけでショック死してしまう場合もある、術後の回復が年齢的に難しい場合もあるなど、いろいろ脅かされましたが、でも先生は最終的には手術を勧めている気がしました。
私のせいで早死にさせてしまったインコたちに対してのように後悔したくなかったので、私は手術を選びました。結果は大成功、九四グラムまでになった体が手術で腫れた部分をとって82グラムに、それから一週間は面会できず、様子を聞くばかりでしたが、日に日に体重を取り戻し退院できることになりました。先生からの説明では、出血が多かったので輸血をしたとのこと???いったい誰の血なのかわかりませんが、本当に医学はすごい!これでまた長生きできますよと先生に励ましてもらいました。
まだ通院も残っていますがひとまずは安心です。輸血の血が良かったのか、なんだか逆に若々しくなったぽん太。病院に電話した時、看護師の方が「ああ、ぽん太ちゃんの様子ですねえ。だいぶ顔色が良くなってきましたよ」と言ってくれていたのがわかる気がする今日この頃です。